本作品に登場する武器・装備類を一部ですが、ご紹介します
Episode IIのWEAPON情報についてはこちら
拳銃 S&W M36 Chiefs Special(2inch)
航空機 フィゼラー・シュトルヒ
航空機 瑞雲(スペシャルリスペクトキット)
拳銃 TOKAREV TT-33 トカレフ
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S&W M36 Chiefs Special(2inch) 使用者・シュヴァルツ・カント・焔 米国のスミス・アンド・ウェッソン社が生み出した警察関係者御用達の小型拳銃。 ここに掲載するのは、バレルが2インチのタイプで2019年にリバイバル生産されたものである。 5連装のリボルバーに装填する.38スペシャル弾は、標準的な9mmの直径を持つ。 命中精度は決して高くなく、威力も対人用としてはやや不足である。 大方の防弾チョッキを貫通することも難しいが、20センチに満たない全長、600グラムを少々超えた程度の軽量は何物にも代え難い携帯性を保証する。 本作品の舞台である2045年の世界においても、ステンレス製のM60と共に根強い支持を誇り、パーツ・弾丸の入手にあたって不自由することがない。 ややレトロな感すらあるフォルムは、国際貢献活動に派遣された軍人が必要以上の刺激を与えないようにと、腰からぶら下げている光景も見られる。 また、日本においてはニュー・ナンブが本銃を原型としていると伝えられている。 本銃は主人公、焔が護身用に携帯している。 |
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シュトルヒ Fieseler Fi156 Storch 使用者・シュヴァルツ・カント・焔 ドイツのフィーゼラー社が設計した単葉STOL機。1936年の初飛行とは思えないほど、素晴らしい短距離離着陸を持つ。 最高速度こそ200kmにも満たないが、離陸に50メートル、着陸に20メートル程度しか必要としないため、「テニスコートから飛び立てる」と形容された。 第二次世界大戦中、北は極寒のロシアから南はアフリカの砂漠まで、全戦線で連絡機として用いられ、連合軍の将軍も鹵獲した本機を使用していたほどである。 特にオットー・スコルツェニーによるムッソリーニ救出劇での活躍が有名。 本機はキットの形式で生産されたものを個人輸入、代行業者に組み立てを依頼し、滞空証明を取得している。 胴体に書かれているのは、改正航空法に基づく、個人所有小型機の識別ナンバーである。 通常乗員2名。最大で4名まで収容可能。 主人公、焔が通勤に使用している。 |
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瑞雲 (Special Respect Kit) 使用者・シュヴァルツ・カント・焔 元々は日本海軍が第二次世界大戦に投入した水上偵察爆撃機。 本機は米国のメーカーが企画した名機・珍機復刻シリーズの一モデルであり、原型機にきわめて忠実なフォルムを有している。 エンジンも原型機の金星エンジンに近い馬力をもった民生品が搭載されていたが、本作に登場する機体はエンジンを電動モーターに換装し、ガソリンの代わりに燃料電池ユニットを搭載。 静音性と安定性、変速機構の排除によるメンテナンス性向上を実現している。基本的に見た目だけ実在の軍用機の形をした、電気モーター航空機といえるだろう。 原型機が急降下爆撃もできる高性能機だったこともあり、運動性は非常に良い。 本作で主人公、焔はこれを貨物運送に使用している。 なお、軍用機としての瑞雲は沖縄戦において、夜襲に活躍した。 |
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TOKAREV TT-33 トカレフ 使用者・ノルガトル・コンスタンティノヴィッチ・ジュガシビリ、ラメンコ・カルヴィーグ 労農赤軍(ソビエト軍)が1933年に正式採用した中型自動拳銃。 安全装置は存在せず、傑作と言い得るほど性能が優れているわけでもないが、とにもかくにも大量生産され、世界中で使用された20世紀を代表する拳銃である。 初速が大きく貫通力に優れる。 だが、対人火器としては過剰なレベルであり、往々にして弾丸が人体を突き抜けてしまう。結果、かえって殺傷力を減じていると評価される。 もっとも、これはあくまで何の装備もしていない生身の人間を対象とした場合である。 ロシアで冬季に使用される耐寒服はきわめて重厚であるし、戦場では相手が防弾チョッキなどを装着しているケースも多い。 そうした場合、トカレフはこちらの防御を簡単に突破してくる厄介な携帯火器となる。 現に日本でコピー品(中国製五四式拳銃)が出回るようになった頃、トカレフを防御できる防弾チョッキが国内には存在せず、問題となった。 本作の舞台となる2045年でもトカレフは、第三国においては工業基盤の整っていない国でも簡単に生産できる安価な拳銃として、そしてロシアでは歴史的拳銃として、広範に使用されている。 |
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